老化の大きな原因と考えられるのが「慢性炎症」の度合い

年齢とともに、さまざまなところに不具合が出てくることは、「年のせい」と考える人も多いでしょう。たしかに、老化現象はだれにでも起きることです。けれどもそのスピードは人によって大きくちがいます。

まわりを見てみると、同じくらいの年齢でも若々しく活動的な人と介助が必要な人など人によって大きな差があることに気がつきませんか? 年をとればとるほど、老化の度合いには個人差が大きくなるのです。

老化の大きな原因と考えられるのが、「慢性炎症」の度合いなのです。

なお「炎症ゼロ」のコツは、食事や運動、睡眠など、今日からすぐできるような日常生活のなかにも多く存在します。健康寿命を延ばして、できるだけ若く、元気でいたいなら、慢性炎症を防ぐ対策は欠かせないのです。

※本稿は、『名医が教える 炎症ゼロ習慣 ~体内年齢が10倍若返る~』(飛鳥新社)の一部を再編集したものです。

【関連記事】
コロナ後遺症、がん、アトピー、歯周病。長引く炎症が細胞や血管を傷つけ「老化」や「病気」を引き起こす
「なんとなく調子が出ない」時は要注意。肝硬変、胃がん、脳梗塞。自覚症状なく恐ろしい病気を引き起こす<静かなる殺人者・慢性炎症>に気を付けて
ばね指、へバーデン結節…あなたの手指の不調はどのタイプ?手指のストレッチで早期発見と症状改善を。「手外科」の受診も検討して

名医が教える 炎症ゼロ習慣 ~体内年齢が10倍若返る~』(著:今井一彰/飛鳥新社)

口の小さな炎症は、あらゆる場所に飛び火します。そして、健康だったはずの細胞に住みつき、じわじわと攻撃して体を弱らせていきます。本書では、口の炎症をはじめ、体のあらゆる箇所にひそんでいる炎症を消す&予防する50の習慣を紹介。世界中の研究データをもとに、毎日簡単に実践できることばかりをまとめました。1つでも多く習慣にして、若々しく元気な体を手に入れましょう!