又聞きやネットの情報で人を判断したくない

人間とは多面的な存在だ。

近くにいる人でさえ、全く知らない面がある。

実際、仕事でも、一見バリキャリっぽくてツンとしてそうと思っても話したら超愉快な人で一瞬でうち解けたり、寡黙そうに見えた人が実は火傷しそうなくらい熱い心を持った人だと分かったり。そんなことばかり。人間とはそういうものだ。

遠くに住む姉から送られてきた写真

又聞きやネットの情報で人を判断したくない。
私はその人を見たい。知りたい。
フィルターや先入観など、かなぐり捨てて。

「エコーチェンバー」という言葉がある。

ネットという閉鎖的な空間で、同じ意見や考えの人が集まり、同質化していく。こだまし、膨れ上がっていく。そんな現象をさす。

自分の周囲は世界の縮図ではなく、自分の声がこだましてそれが増幅し、充満して埋め尽くされたものなのだ。

タイムラインやサジェストされる情報は、どんどん偏っていく。自分と同じ思想で塗り固められていく。実はそれはとても閉鎖的な世界なのだ。

そうなると、自分が正しい。それとすこしでもズレたものは“異常”だと攻撃する。排斥する。そんな排他的な空間が出来上がっていく。

そして、その「正しさ」は先鋭化していく。