毎日立つキッチンだからこそ道具があふれがち。整理のポイントとは(写真提供:著者)
着なくなった服が押し込まれたクローゼット、本がぎっしり詰まった本棚、使わないお皿だらけの食器棚……。モノで溢れた家にうんざり、という読者も多いのでは。一方、5年間で6000人以上の受講生にアドバイスをしてきた人気整理収納アドバイザー・阿部静子さんは「何があるかわからない時代だからこそ、人生の折り返し地点を過ぎたら片づけたもの勝ち」と断言します。その阿部さんが50代以上に向けて、お手軽片づけ術を伝授。第12回は「キッチンの片づけ方」です。

何から手を付ければいいかわからないキッチンの片づけ

大掃除・片づけが気になる時期になってきました。その中でも主婦の皆さんにとって、気持ちが重くなる場所のひとつがキッチンなのかもしれません。

毎日何度も立つキッチンは、自然と色々なものを置くことになり、片づけをするにも何から手をつけていいか分からないという方も多いはず。

そんなキッチンはいっぺんに片づけず「箸・カトラリーの引き出し」「食品ストック」「調理道具」「鍋・フライパン」「食器」といった<エリア>に分けて片づけてみてはいかがでしょうか。<エリア>ごとに達成感を得ながら片づけを進めていくのがおススメです。

前回は、手始めに片づけるのにちょうどいい、最も狭いエリア「箸、カトラリーの引き出し」をご紹介しました。「食品ストック」についても以前ご紹介しましたので、今回は「調理道具」の片づけ術を考えてみたいと思います。