ダブりはありませんか

つぎに“ダブり”について確認してみましょう。

引き出しなどからあらためて出してみれば、茶こし、しゃもじ、計量カップ、おろし金など、完全に同じ用途のものがいくつも出てきた、なんてことがよくあります。そして「使うのはいつも同じもの」という方も多い。

たとえばスライサーやおろし金については、「高価なものも持っていたけれど、100円ショップで買ったものが一番使いやすい」とおっしゃる方がいました。使いやすさは人それぞれ、値段ではないようです。

「あれば便利」ときづけば同じ用途のものをたくさん持ってはいませんか?(写真提供:Photo AC)

また「これは卵を溶くときだけ使う小さなボウル」など、かなり細かい用途で調理器具を揃えている方もいらっしゃいました。買う前に、手持ちの中に代用できるものがないか、考える癖をつければ増えにくくなるのかもしれません。

調理道具の場合「よく使っているもの=使いやすいもの」を認識することが大事です。それから「使っていないもの=使いにくいもの」ということに気づくと、がぜん整理がしやすくなります。