初めてのお茶屋体験

そんなこんなで、初めてのお茶屋体験。
まずは玄関やお庭の美しさ。
お客様をお迎えするのに、心ゆくまで楽しんでくださいねという心が
至るところに感じられる空間です。
入る前から、日本文化ならではの細かいところにまで気を配る
繊細なおもてなしが随所に感じられます。

今宮神社名物「あぶり餅」は創業千年越えの味わい

お座敷に入れば、床の間や掛け軸、器に至るまで全てが素晴らしい。
見目麗しい舞妓さんはまだ十代で、愛らしいという言葉は彼女たちの為にあるのだなと思うほど。
言葉遣いや所作、笑い声まで品があって愛らしい。
なぜかその愛らしい舞妓さんは私を「宝塚さん」と呼びました。(笑)

宝塚がお好きなようで、
「全組見せていただいとりますぅ」
美しい京都弁で話されたら、つい私も京都弁を使いたくなります。
「ありがとうございますぅ」
語尾を若干伸ばすと京都弁に聞こえるのではないかと伸ばしてみましたが、
全く間違えていたと思います。

しばらくして芸妓さんも来ました。
やはり雰囲気と風格が違います。
宝塚の上級生と下級生くらいの差がありました。
京舞も、やはり上級生は違います。
こんな時にもついつい技術を見てしまう癖が。
何より素晴らしかったのは、地方さん(じかたさん)と呼ばれる三味線担当のお姐さんです。
宝塚でいうところの専科さんのような方です。
ベテランの技です。