とりあえず一歩踏み出しましょう
若いうちに始めないとダメってわけじゃないのよ。
マスターズ大会は、100歳を超えたってエントリーできるんです。水泳では100歳まで現役なんですよ。
実際、「80の手習い」で水泳を始めたという人や、90歳で見事な泳ぎを披露する選手もいて、こうした人生の先人が堂々と泳いでいるのを見ると、私なんかまだまだだなと励まされます。
やる気さえあれば、いくつになっても始められるんです。
とりあえず一歩踏み出しましょうよ。
自分で扉を開けるんです。
動ける身体があるのであれば、やってみたいと思うことはすべて挑戦したほうがいい。
病気やケガの後遺症があっても、できること、小さなことから一歩一歩始めていきましょうよ。
※本稿は、『76歳。今日も良日 年をとるほど楽しくなる70代の心得帖』(著:中尾ミエ/アスコム)の一部を再編集したものです
『76歳。今日も良日 年をとるほど楽しくなる70代の心得帖』(著:中尾ミエ/アスコム)
中尾ミエ 初の書下ろしエッセイ。悩まず、明るく、どん欲に。ミエの55の心得を紹介。
つねに人生の目標や「やりたいこと」「楽しいこと」に向かって真っすぐに進んでいく力強さがある。中尾ミエさんの生き方。《いつか》ではなく、《いま》動き出すこと。挑戦を恐れないこと。人との繋がりを大切にすること。それによって、いくつになってもワクワクし、人生を楽しむことができる。
ひとりの女性として中尾ミエさんが紡ぐ言葉には、人によりそい、優しく背中を押すような力があります。