「色って大事ですよ。きれいな色を身につけると、気持ちもアップします。」(写真提供:アスコム)
人生の目標や楽しいことに向かい、まっすぐに向かう力強さをお持ちの中尾ミエさん。これまでも挑戦を恐れない姿勢で進んできましたが、70代になったからこそ、あらためてやりたいことが出てきたそう。特に「古い慣習や価値観、しきたりを更新していくことこそ、自分たち世代の役目」と語りますが――。

自分の気持ちが上がる服を選んで

普段着はTシャツに、ロング丈のスカートやパンツスタイル。大きめのイヤリングやネックレスをアクセントにしています。

古稀を迎えたのを機に、これからは色あざやかなものを着ようと決め、以来、カラフルな服を意識して選ぶようになりました。

白髪が落ち着いてきたので、どんな色を合わせてもしっくり似合うようになったんです。

色って大事ですよ。
きれいな色を身につけると、気持ちもアップします。

私と同年齢くらいの人は、くすんだ色の服を着ていることが多いですよね。茶色、焦げ茶、藍色、群青色、沈んだ芥子色……。そして、腰を隠すチュニックにおきまりのパンツスタイル。

気に入って着ているのならいいんです。でも、この年齢だからこんなものだろうと選んでいるなら、その発想を一回、手放したほうがいいんじゃないかな。
自分の好みではなく、周りの人の目を意識して選んだ無難な服は、わくわくしないでしょ。

主役は自分なんだから、自分の気持ちが上がる服を選びましょうよ。

「ミエのこころえ」