志麻さん「家族が普段からちゃんと会話することの大切さを知ってから、すごく自分が変われたなって」(撮影/キッチンミノル)
「冷蔵庫にある食材を使い、3時間で10品以上の極上料理を作る」という料理テクニックが評判で、メディアでは“伝説の家政婦”とも呼ばれるタサン志麻さん。志麻さんのご主人はフランス人のロマンさんで、アルバイト先で出会った二人は2015年に結婚。ロマンさんは今現在、主夫として志麻さんの活動を支えています。そんな二人には「会話の量が多い」という特徴があるそうで――。

なんでも口にする夫婦

志麻 私たち夫婦の特徴って何かなと考えてみたんだけれど、1つ言えるのは、「会話の量が多い」ってこと。

ロマン それは間違いないね。

志麻 その日にあった出来事や考えていること、テレビを観ながら思うこと、なんでも口にする感じ。

ロマン まあ、私がしゃべるほうが多いけどね。7割くらい?(笑)

志麻 私はもともと自分の気持ちをすぐに表に出すのが得意ではなかったけれど、ロマンと出会って、家族が普段からちゃんと会話することの大切さを知ってから、すごく自分が変われたなって気がする。

ロマン 家族が話すのは普通でしょ? 特に夫婦はたくさん話すことが大事だと思う。子どもたちも、両親を真似して学ぶでしょう?