胃酸の出すぎは、胸やけの原因に

ただでさえ胃が弱っているところに、こってりとした食事が追い打ちをかけるというわけです。

「肉や魚、乳製品といったたんぱく質や脂肪が多く含まれるもの、ケーキやチョコレートなどの甘いもの、酸味、香辛料を多用した刺激の強いもの、アルコールなど、いわゆるごちそうに登場する食材には、消化に時間がかかるものが少なくありません。見境なく食べすぎると、食物が胃の中にとどまる時間が長くなり、『胃がすっきりしない』『膨満感が続く』といった不調をもたらします」

消化が進まないと胃酸が過剰に分泌されるため、胃の粘膜が傷つき、胃もたれを引き起こすそう。胃酸の出すぎは、胸やけの原因にもなるので厄介です。

「歳を重ねると、食道と胃のつなぎ目にある下部食道括約筋がゆるみやすくなります。出すぎた胃酸は、下部食道括約筋を通って食道に逆流し、食道の粘膜を傷つけることで、いわゆる胸やけを引き起こしやすくなるのです」

イラスト:小林マキ