今日も「シベリアの風」が吹く(50歳・会社員)

30歳の時に4キロほど痩せてから急に冷え性に。血圧もかなり低く、冷え症外来を受診したところ、「血圧を上げるために、ラーメンのスープを全部飲み干してください」というヘンテコなアドバイスを受け、それ以来、病院をあてにするのはやめました。

冷えに追い打ちをかけるのが、職場の座席。外国人の社長は暑がりのため、冬でもクーラーをつけるのが習慣で、私の席には社長室からのエアコンの風が直撃。私はそれを「シベリアの風」と呼んでいます。

仕方なく湯たんぽを足元、腰の後ろ、手元と3つ用意。お湯を入れるだけでコンセントがいらないので意外と邪魔になりません。

1時間に1回お湯を替えなければなりませんが、これが命綱だからやめられないのです。



中医学での「巡り」を大切に(72歳・主婦)

冷え歴40年。年を重ね、免疫力の低下を感じてからは予防医療を心がけるようになりました。自分に合う食事法を探しているなかで出合ったのが、中医学です。

続けていることは、楊貴妃が毎日摂取していたと言われるクコの実を1日20粒食べること。鉄瓶で沸かした白湯に、ナツメとクコの実を入れて飲むことも。血流が滞ると免疫が下がり、体温も低下して病気や老化につながるため、温めることよりも「巡らせること」を意識しています。

また、YouTubeを見ながらの全身ストレッチも日課。温活は一朝一夕にはできません。体内にある〈小川の水〉がさらさらと清らかに流れるよう意識して、努力あるのみです!