「2023年の目標は、卯年にちなみ『跳びはねる』です」(撮影:浅井佳代子)
現在発売中の『婦人公論』2023年2月号の表紙は、歌手で女優の由紀さおりさん。幼稚園に歌を届ける「童謡で伝える会」という活動をしている由紀さん。園児たちと一緒に聞きに来た親御さんに、「歌手の方が生の声で歌うのを初めて聞きました」と言われたそうで……。発売中の本誌から、特別に記事を先行公開いたします。
(撮影=浅井佳代子 構成=篠藤ゆり)

デビュー55周年に向けて

2023年の目標は、卯年にちなみ「跳びはねる」です。デビュー55周年を迎える24年に向けて、新たな試みを始め、より積極的に発信していこうと思っています。

50周年のときは、有吉佐和子さん原作の一人芝居に挑戦しました。芸者さんの役をやりたかったので、その数年前から三味線や踊りの稽古を始めたのです。

一人芝居が成功した後も、22年5月のライブで、着物を着て三味線を弾き、ジャズを歌ったりして。そのうち、三味線で都々逸や「さのさ」を弾き歌いしたいなと思うようになりました。

今年は、これを芸の形としてどう作り上げることができるのかを考えていくつもりです。