自分のこともしっかり伝える

(3)最後に自分のことを伝える

しかし、相手ばかりに合わせても良い関係性は保たれません。ラストステップは自分のことを伝えます。

「実は私、急かされるのが苦手。返信が遅くなることもあるけど、ちょっと待ってもらえると嬉しいな」「『考えなさい』って言われると進まなくなるの。思ったように行動させて欲しいな」など自分自身が最も理解して欲しいことを相手に伝えます。

自分のこともしっかり伝えることで、お互いの理解を深められ、双方が良い関係性につながります。

人間関係を改善するための「順序の法則」の流れ(イラスト:山本果樹/『「他人に振り回される私」が一瞬で変わる本』より)

流れを整理すると、自分を知る→他人との違いを知る→相手を理解し、少し合わせる→相手が変化する→自分のことを伝える、の順となります。これが人間関係とコミュニケーションエラーを改善する近道となります。

※本稿は、『「他人に振り回される私」が一瞬で変わる本』(日本実業出版社)の一部を再編集したものです。


「他人に振り回される私」が一瞬で変わる本』(著:山本千儀/日本実業出版社)

もし、理解できなかった「あの人のことが手に取るように」わかったら。
自分と相手との違いが分かれば全て上手くいく!

特性の「気質」を12タイプある中から、わかりやすく主に3分類を中心に、多くのイラストも交えてやさしく解説します。
人間関係で悩む時間を劇的に減らし、1分でも充実した時間を増やしたいあなたへの一冊。