自分のこともしっかり伝える

(3)最後に自分のことを伝える

しかし、相手ばかりに合わせても良い関係性は保たれません。ラストステップは自分のことを伝えます。

「実は私、急かされるのが苦手。返信が遅くなることもあるけど、ちょっと待ってもらえると嬉しいな」「『考えなさい』って言われると進まなくなるの。思ったように行動させて欲しいな」など自分自身が最も理解して欲しいことを相手に伝えます。

自分のこともしっかり伝えることで、お互いの理解を深められ、双方が良い関係性につながります。

人間関係を改善するための「順序の法則」の流れ(イラスト:山本果樹/『「他人に振り回される私」が一瞬で変わる本』より)

流れを整理すると、自分を知る→他人との違いを知る→相手を理解し、少し合わせる→相手が変化する→自分のことを伝える、の順となります。これが人間関係とコミュニケーションエラーを改善する近道となります。

※本稿は、『「他人に振り回される私」が一瞬で変わる本』(日本実業出版社)の一部を再編集したものです。

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「他人に振り回される私」が一瞬で変わる本』(著:山本千儀/日本実業出版社)

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