自分の時間を確保するためにひとりでいることは大切

午後になれば高齢の男性グループがカフェなどで話している姿を見かけましたが、それは希(まれ)なケースです。

『75歳からの生き方ノート』(著:楠木新/小学館)

カルチャースクールの講座も覗いてみましたが、高齢の女性が雑談を交えて楽しそうにしているのに対して、男性はひとりで話を聞いている人が多かったのが印象的です。

ひとりで過ごすこと自体に何の問題もありません。どちらかといえば、私もひとりで過ごす方が居心地は良いです。仲間がいないからではなく、自分の時間を気持ちよく過ごしたいからひとりでいるだけです。「組織の一員でありたい」という心情と「ひとりでいたい」気持ちは何ら矛盾するものではありません。

ひとりで何かに没頭する、自分の時間を確保するためにひとりでいることは、年齢を問わず、大切にしたいものです。