「私も正直人間だから、似ているなと感じたり」(幸子さん)/「波長が合うなというのはあったよね」(吟さん)

ハチ公前で待ち合わせ山手線で初デート

幸子 それ以来、3日おきくらいに電話がかかってくるようになって、1時間くらい話してましたね。そうしているうちに、正直な人だなと思うようになりました。私も正直人間だから、似ているなと感じたり。

 波長が合うなというのはあったよね。かくなるうえは会いたいということで、初デートは3月26日。あの日はNHKのドラマ『正直不動産』の収録があって、共演していた山下智久君に「これからデート。ハチ公前で待ち合わせてるんだ」って言ったら、「ダサいですよ~」と言われちゃったけど。(笑)

幸子 私は東京に詳しくないから、ちゃんと会えてよかった。山手線デートも楽しかったわ。

 君がいわきに帰ると思って、とりあえず東京駅に向かおうと山手線に乗ったんだよ。でも「今日は都内の娘の家に泊まります」と言うので、そのままグルッと一周しながら電車の中でいろいろな話をしたね。

幸子 電話で話していたせいか、2度しか会っていない人とは思えなかった。本当のことを言うと、私はもう自分の人生には恋も結婚もないと諦めていたんです。それでいいと思っていた。でも吟さんの「最後の恋だと思うから」という言葉を聞いて、心が揺れました。この人は本気で残りの人生に懸けてるんだって感じて、もしかしたら私の人生にも希望があるのかなと思えてきたの。夢見てもいいのかなって。

 2度目のデートはゴールデンウィークの直前だったね。君が孫に会いに行くというので、ドライブがてら埼玉まで同行したんだけど。

幸子 娘を紹介して食事して、和やかな時間を過ごせたのはよかったのだけれど、私は車の中で具合が悪くなって嘔吐してしまって。その時に吟さんがハンカチを出して「大丈夫だからね」って。コンビニで水を買ってきて「これで口をゆすいで」って介抱してくれたんですよね。あの時かな、私もこの人に懸けてみようと決めたのは。

 いい流れに乗ってると、アクシデントまで味方してくれるんだねぇ。ワハハ!