夫婦げんかと伝える力
で、考えました。そっか、私は夫になんにも伝えていなかったなあって……。
私は、怒ると黙るクセがあります。丁寧に、「こうしてくれたらよかったのに」とか「こうしてくれたらうれしい」と言えない……。
「察してよ」ということは無理だと重々わかっているのに、いつも言葉が足りない。
けんかして、後から「あのときはこうで~」と言うのは、蒸し返すようでなかなか難しいもの。
だったら、その場で「ちょっとはこっちのことも考えてよ~!」ってちゃんと伝えるのがいいのかもしれない。
「伝える」ということの難しさと、ドンぴしゃの言葉の持つ威力を考えた数日でした。
※本稿は、『明るい方へ舵を切る練習』(大和書房)の一部を再編集したものです。
『明るい方へ舵を切る練習』(著:一田憲子/大和書房)
ほんの少し、考え方の方向を変えるだけで、幸せな今日がやってくる。
ままならないことも多い日常を、いかにして機嫌よく乗り切っていくか。
「暮らしのおへそ」編集ディレクター・イチダさんが、
一年を通して暮らしの中での発見と工夫を綴った実践録。