購入予算は当初の2.5倍!

Y氏の試算では、いま私が売ろうとしている投資用不動産は、売却したお金を他の投資商品で運用しなくても、老後の資金はショートしない、とのこと。逆に、今持っている金融商品は、現金化せずに運用し続けたほうが、複利効果で将来の刈り取りが多くなる。だから、自宅不動産を買う頭金のためには、株や投資信託を売って現金を作るよりも、投資用不動産の売却金をまるっと回したほうが良い、とのことでした。

金融商品を売るよりも、不動産の売却金のほうが高額なので、頭金は増えます。結果的に予算も上げられます。想定通り、予算は4500万円でOKです。その代わり、「売り」先行なので、いったん物件探しはストップです。売却できるまで、「買い」は待たなくてはいけません。

こうして、当初2000万円で考え始めた購入予算は、いつしか3000万円以内となり、ついには4500万円以内、当初の2.5倍!となってしまいました。それでも、頭金を増やしたので、今の家賃と同じ程度のローン支払いになる計算なのです。

待てよ?と、ここで私の中の悪い虫が騒ぎ始めました。金融資産の一部も取り崩して頭金をさらに増やしたら、予算5000万円に手が届く。もしくは、銀行によってはもう少し、ローンを組めるんじゃないか? 5000万円なら、都内の新築マンションでも、せまーい部屋なら手が届くのでは? いやいや、狭小戸建てっていう手もあるかも? ……悪魔の誘惑とは知りながら、つい気の大きくなった私は、「禁断の戸建て」業者に連絡をしてしまったのです。そこで、聞くも涙、語るも涙の、「一昨日おいで」の「塩対応」を受けることになったのですが、……。詳細は次回をお楽しみに。

※次回は「禁断の戸建て~首都圏で狭小戸建てという選択、若い会社員・公務員以外は“客にあらず”?」をお届けします。

◆本連載が書籍化され3月8日に発売されました