救われるのは自分自身
相談者のなかには「相手軸」に立って考えるのは譲歩するようで悔しいという方もいますが、けっきょくのところ、相手を理解することで救われるのはあなたなのです。何しろ我慢から解放されるのですから。
パートナーとの関係性の修復は忍耐勝負だととらえている人が目立ちますが、それでは歩み寄るための努力を続けるのはむずかしいです。
我慢には限界があります。我慢を重ねたあげく、爆発して夫婦生活を破壊してしまうなどというのは最悪のパターン。
思うところがあるのなら、そのつど小出しに問題提起をして話し合うことです。
その場合も、「あなたはどうしてそう思うの?」といった具合に、相手軸に立つための話し合いだというスタンスで臨んでください。
あなたの真の目的は自分が幸せに生きることです。パートナーとの関係を修復することは、幸せになるという自己実現のために必要な要素。そのための方策として「相手軸」に立つことが必要なのだと考えれば、悔しさを手放すこともできるでしょう。