私の料理の先生たち。新婚の時から同じ本で作っていますが、いまだに見ながら…。先生方にお会いしたらひれ伏してしまうと思います(写真提供◎大神さん 以下すべて)
2021年4月、ライザップでダイエットを成功させ、CMなどに出演した元日本テレビアナウンサーでタレントの大神いずみさん。プライベートでは読売巨人軍のコーチ、元木大介さんの妻であり、2人の球児の母でもある。ターンテーブルで回るため、苦しいダイエットをしている最中に、長男が大阪の高校で野球をやるため受験、送り出すという決断をしている。夢と希望にあふれてスタートした高校生活はコロナや怪我で思わぬブレーキがかかった。球児の母として伴走する大神さんが、この2年を振り返る。

前回「祝!WBC優勝!プロ野球、センバツも、声出し鳴り物が解禁に!野球ができる喜びと感謝を、しっかり言葉で伝えさせたい』」はこちら

野球小坊主を送り出す母たち

新年度、始まりました。

息子たちに野球をやらせていて案外気づくのが遅かったのは、なんと、まだまだ何にもできないと思っている野球小坊主を、遠く離れた学校へ野球留学させるために、18歳や15歳、もしかすると12歳の幼さで家から送り出す機会があるということだ。

けっして珍しい話ではなく、本人が本気で野球を頑張りたいと決心すれば、家を出て寮に入って野球をやる選手は少ないない。

この春も、周りの野球母たちの中には何人か遠くの学校に息子をやる人がいて、3月25日の高校野球練習の解禁日が近づいてくると、心配で泣きたいような顔をしながら、まもなく入寮する息子の話をするお母さんがたくさんいた。

うんうん、わかります。
この連載の書き始めに書いた時の季節が
今年も巡ってきましたね。

それはもう心配で心配で…。
残り少ない家での時間を優しい母でいてあげたいと思っていたのに、逆にいちいち息子のやることにイライラして大げんか!しまいにゃ口も聞かずに入寮の日を迎えてしまう、なんて話もよく聞いたりするものだ。

親の心子知らず。そうよね私も18の時、きっとそうだったからね。