生活、勉強、野球三拍子揃って…とはいかず

ちなみに今は中学から地方の強豪校に入れるため、小学校を卒業して間も無く、親元を離れて遠くで寮生活をする子もいるらしい。じゅっ、12歳で、です。…黙って頭を下げてしまう私。
子はヘッチャラのホイホイで家を出ていけたとしても、足首掴んでどうしても離れられないのは、やはり親の方かもしれないな…と自分の胸に手を当てて思う。
「可愛い子には旅をさせろ」
いや無理ですって…。

だけどそう言いながら我が家が翔大を大阪に一人で出してしまって、はや2年。

生活、勉強、野球。
この三拍子がラッタッターとキレイに揃ってこそ楽しい高校生活♪…と思っていたが、やはり実際はそんなに調子よくいくはずはないのであって…。

とくに勉強の部分はどうにも叱咤激励のしようがなく、テスト前に寝てるところを叩き起こすこともできず、まぁあ散々ではある。ダイレクトに学校からアラートが入ってくるのは、この部分だけ。

野球は怪我などあってなかなか思うようにできなかなかった時間が長引き、それでもやっと練習できるようになってからは、当然、己れとの戦いだ。まあ、練習はキツイし疲れて帰ってくる。そこから帰って、ゴハン作るのめんどくさい、洗濯回すのを忘れたら地獄、朝テストの勉強なんて奇跡でも起こらなければ机に向かえない…。

これが実家なら、ドドン(荷物置いて)、ザッ(洗濯カゴに放り込んで)、ガッ(…っと温かい母のご飯をかっ喰らい)、おやすみっ(もう寝るんだ!?)。
どんなに平和で穏やかな毎日だったことか…。