(撮影=小寺浩之)
上品で清潔感のある艶は欲しいけど、テカリやベタつきはいらない。肌悩みが増える大人こそ、汗や皮脂が多い季節でも理想の肌を保てる下地やファンデーションを選ぶべきです。メイクのプロが教える《きれいな仕上がりが長時間続く》ポイントとともに紹介します(撮影=小寺浩之 スタイリング=大沼静 イラスト=まゆみん 取材・文=古屋美枝)

《つくり込みすぎない》が今っぽい艶肌の鍵

乾燥しがちな大人の肌を若々しく見せるには、自然で上品な艶肌を目指したいところ。ヘア&メイクアップアーティストの黒田啓蔵さんは、「艶肌をつくるには、メイク前のスキンケアが鍵を握る」と言います。

「潤いで満ちた肌に整えておくと、自然な艶が出るし、メイク崩れもしにくくなります。化粧水はコットンでつけた後、さらに手にとり、2度づけを。肌が手に吸いつくほどやわらかくなるまで押し込みましょう。乳液やクリームも使用して、もっちり感じられる肌に整えておきます」(黒田さん。以下同)

大人が使うべきアイテムは?「肌色を整え、透明感を出すトーンアップ下地は必須。ファンデーションは、リキッドやクリームタイプを選びましょう。濃いシミには、コンシーラーを活用。大事なのは、隠しすぎないこと。頬のトーンが均一で艶感が出せれば、肌全体が美しく見え《今っぽさ》が演出できます」