日本の音楽シーンで活躍し続けるTRFのダンサーSAMさんと、スポーツクラブのティップネスが組んで贈るエンターテインメント型コンテンツ「ディスコネス」が誕生。ディスコの名曲で踊りながら、心身が鍛えられるというダンス・プログラムです。近年は高齢者も楽しく踊れる「ダレデモダンス」など、幅広い世代へ向けたダンスを考案しているSAMさんに、アイデアの源やダンスとの出会いについてうかがいました。
(構成=かわむらあみり 撮影=中島正晶)
(構成=かわむらあみり 撮影=中島正晶)
音楽と一緒に体を動かすのは良いこと尽くめ
今回、フィットネスとダンスを組み合わせた「ディスコネス」の振付を担当しました。ディスコの曲をプログラムとして作ったのは初めてだったので、すごく新鮮でしたね。この振付を、とくに40代から60代ぐらいの昔、ディスコに行っていた世代の方たちをイメージしながら作って、忘れていたディスコのステップを思い出しながら作っていったので、楽しかったですね。
振付した後日、「ディスコネス」のダンスを収録していたんですが、けっこう戸惑いまして。実は、自分で作った振付ってなかなか覚えられないんですよ。人から教わった振付のほうが間違えない(笑)。誰かの振付を担当するときは、振付をしたあとは一緒に踊らないので、覚えるつもりがないからかもしれないですね。
ディスコ全盛期だった頃「お立ち台」にいた方々は「懐かしい」と入りやすいとは思うのですが、ステップも時代とともに変化があるので、今風にアレンジしながら、曲のいろいろなところにディスコ的な動きを入れていて。配信コンテンツでもあるので、時間があるときにみなさんが家でもダンスをすることができますし、そんなにスペースを取らないのでやりやすいはずです。
ディスコソングは聴いているだけでも元気になれるんですよね。ブレイクの音も多かったり、展開がいっぱいあったり、飽きずに聴ける作りになっていると思うので、そのなかで振付を覚えることは心身にとてもいいんですよ。フル回転でダンスを覚えて、音楽と一緒に体を動かすというのは、リズムも脳のためにプラスにはたらくものですし、楽しいと免疫力も上がりますし、良いこと尽くめです。