「部屋の現状を把握する」だけでも、大きな進歩

繰り返しになりますが、本来なら自分のものは自分で片づけてもらうのがベスト。ですが、そうそうまとまった時間は取れないもの。

受講生宅のクローゼット。洋服などを置いていったままのお子さんも多いのでは(写真提供:著者)

別記事でお伝えしましたが、受講生のお宅では、なかなか帰省できないお子さんにLINEで写真を送り、不要なものを先方に判断してもらったうえで親御さんが処分、片づけをされ、とてもうまくいったという成功例がありました。

考えてみれば、いつもは遠方にいて「実家を片づけよう」なんて気持ちもさらさらなかったお子さんが「部屋の現状を把握する」だけでも、大きな進歩ですよね。

片づけの方針やきっかけさえ固まれば、あとは親が少しづつ進めるもよし、受講生の例に習い、写真のやりとりで判断してもらうのもよし。いずれにせよ、親子で協力して片づけを始めるきっかけになるかもしれません。