日々の生活に投資できないことによる負の連鎖

もちろん自炊する時はそんなことにはならないが、野菜の種類が少なくなる。そう、どんどん不健康になっている。これでは本末転倒だ。いくら目先の食費を削ったって、不健康な食生活だと病気のリスクが高まり、医療費で結局トントン、いや、マイナスになる。

「貧困」の状態に陥る人はこういった負の連鎖をよく経験する。日々の生活に投資できないことで結果不健康になり余計にお金がかかる。先日、講演で地方を訪れた時、お医者さんが来ていて、「病気は社会が作るものだと思います」と言っていたのが印象的だった。

『死にそうだけど生きてます』(著:ヒオカ/CCCメディアハウス)

生活習慣病と聞くと、暴飲暴食、怠惰、なんてイメージを持たれやすいが、安くお腹を満たそうとした結果、そういった病気になることがある。

栄養価の高いものを、バランスよく摂取する、それはお金はもちろん知識や精神的余裕も必要なことだ。