極端に切り詰めると、長期的にはリスク

長期的な視野を持ってリスクに備えることは、賢さがあるからできるか、というとそうでもない。はっきりと、経済的な余裕があるからだ、と思う。物価高のせいか需要の高まっている節約などのライフハックの記事を読むと、そういった術を知っている人は元々ある程度余裕があり比較的豊かな人ばかりだと気づく。

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1ヵ月の自分を振り返ってみて、極端に切り詰めると、どう考えても長期的にはリスクにしかならないと感じた。今かかるお金を削ったところで、それは将来の健康さえも削る行為だ。

とはいえ、やはり物価高の影響はあまりに深刻だ。フルーツやヨーグルトなどはまず買わない。朝ごはんは納豆と白米だけ、ふりかけや漬物、梅干しは我慢。鶏のもも肉が高いからむね肉を買う、キノコ類は我慢する、サラダなどプラス一品もしない。そういう積み重ねがじんわり、ボディブローのように効いて、精神的な豊かさまでも奪われていくようだ。

未曾有の物価高は多くの人にとって死活問題だろう。
健康を損なわない程度に、生き抜く方法を模索する毎日だ。

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