追い詰められて逆に燃えてきた
私は一本筋の通った“負けず嫌い”だったということです(今もそれは変わりません)。
高い壁に立ちはだかられ、追い詰められて、逆に“燃えてきた”のです。
結局、売掛金は全額返済できましたし、引き抜かれたスタッフや女の子も「やっぱりクラブ由美がいい」とすぐに戻ってくれました。
多分、ほかにもいろいろあったと思います。記録をたどれば、もっと多くの壁にぶち当たっていたことでしょう。
それでも、そのたびに負けず嫌い魂に火がつきました。
「越えられない壁なんてあるものか」という思いが沸々(ふつふつ)と湧き上がってきました。
そうしたいくつものピンチや壁を乗り越えてこられたのは、「絶対に負けたくない」「自分の夢をあきらめたくない」という気持ちがあったからです。
「自分はこう生きたい」「こうなりたい」という理想の生き方を貫こうという気合があったからです。
だから、悩んだり怯えたりする暇があったら、壁を越える方法を考えて動き出そうと自ずと、自分が取るべき行動が決まったのです。