《大人の流儀》を教えてくれたお二人

他にも、挙げ出したらキリがないほど、私の人生で忘れられない方たちであり、自分がピンチのときに舞い降りるかのように私を見つけてくださり、独特の口調と愛情で助けてくださったのが、おすぎさんとピーコさんでした。

ワイングラスに注いでいいワインの量だとか、手土産のセレクトでラクをしないとか、《大人の流儀》をたくさん教えてくれたのもお二人です。

なので女性週刊誌の記者に対し、「おすぎは死んだのよ」というピーコさんのコメントから始まった昨今の報道には心が締め付けられるようにな思いでした。

最新の情報では、それぞれ別の施設で暮らしていらっしゃるとのこと。その施設をお訪ねするのがいいのか、それとも、お訪ねしないほうがいいのかと悩む日々です。

幸いにも9年前に他界した父も、今年92歳になる母にも「認知症」の症状はありませんでした。ゆえに、具体的な情報も知識も持ち得ていない私……。

1ヵ月程前だったか、『サンデージャポン』(TBS系)がピーコさんについて「近い方から『ピーコさんはお元気』という情報を得た」と報じました。親しかった「爆笑問題」のお二人が安堵の表情を浮かべる場面も。でもその後、《万引き報道》があって……。テレビスターだったおすぎさんとピーコさんと共に仕事をされた方はビッグスターばかりです。

そういう皆さんに比べると、明らかに末席に居る私。なので、お二人にはお手紙を書こうと思います。おすぎさん、ピーコさん、どうか、お元気でいらしてください。