相手の流儀も尊重する度量を持つこと

年齢を重ねれば、それはなおさらのこと。

それぞれ自分の流儀が固まっていますから、そこには踏み込まないことです。

つまり、相手の流儀も尊重する度量を持つことが大切なのです。

何か健康法にはまっている人がいたら、たとえ、「そんなもの効果なんかありゃしない」と思っても、「そうですか。体に気を配るのはいいことですよね」と言ってあげればいいのです。

『老いも孤独もなんのその 「ひとり老後」の知恵袋』(著:保坂隆/明日香出版社)

旅はひなびた温泉に限るという人がいれば、たとえ自分が海外旅行派であっても、自分の好みなど言わずに「風情がありますね」とでも対応しておけば、煙たがられることはないでしょう。

要するにお互いを尊重し合えば、和気あいあいの楽しいつきあいが続けられるのです。