撮影◎本社・奥西義和

人に感謝を伝えることがリフレッシュ

コロナ禍に入る前は、暇を見つけたら弾丸日帰り旅でリフレッシュしていました。作品のロケ地に行ったり、お世話になった人に会ったり、以前にお詣りした神社仏閣へ御礼参りをしたり…。だいたい次の日には仕事があることがあるので、夜までには確実に家に帰り着かなければいけません。帰宅時刻を想定して、逆算して出発するんです。お金がない時は自由席で帰っていたので、座れるかどうかハラハラしましたが、それも楽しい思い出です。

先日はひさしぶりに姉と弟《編集部注:姉の炎伽(ほのか)さんはタレント、弟の神葉(しんば)さんは声優・俳優として活躍中》と能登に行って、お世話になった方々とお会いすることができました。人と会うことはもちろん、出会ってきた方たちに感謝を伝えることは私の一番のリフレッシュになっているような気がします。

写真をメインにアップするInstagramで、土屋太鳳さんは長い文章と合わせて投稿している。その理由は、デビュー当時からの思いが関係しているとのこと。

そんな私にとってファンの方と繋がる大切な場所としてInstagramがあります。

11歳で仕事を始めた時に、ブログも始めたんです。その時「応援して下さる方に手紙を書く」という気持ちで紙に綴ったものを、家族が手分けして打ち直してくれて、ブログに投稿していました。元原稿は今も大切に実家にとってあります。そこからInstagramにも場所を広げ、自分で打てるようにはなりましたが、一度に書くのではなく、一段落ずつ書きためたものをまとめていて、投稿前に必ず姉にチェックしてもらって。私にとって、Instagramはファンの方と繋がる大切な場所です。

Instagramにしては文章が長いので、不思議に思われることがあります。今風な短いコメントにも憧れますが、ブログから読んでくださっている方の気持ちを大切にしたいので、今のスタイルは当分変わらないですね。