骨董の蕎麦猪口。もちろん蕎麦のときにも使います。藍色が好きで、3つともすべて藍色ですね。他の器や布地にも藍色が多いです(写真提供:すばる舎)

毎日の晩酌のとき、日本酒を入れるのは蕎麦猪口です。

濃いめの青色の蛸唐草模様、淡い青色の風景画の蕎麦猪口は、骨董市で買いました。江戸時代後期のものだそうで、1個5000円くらいでした。飾り物なら高いけれど、日常に使うなら安いものです。

矢羽模様の蕎麦猪口もやはり骨董市で購入し、大正か昭和の新しいもので500円でした。それぞれ別々に買いましたが、並べてみると雰囲気が似ています。

手前は琉球ガラス。薬を飲むときなどに毎日使っています。ブルーの柄のビアグラスもお気に入り(写真提供:すばる舎)

子どもたちが小さい頃は割れるかなと心配して、普段は安いものを使っていましたが、だんだん考えが変わりました。普段にこそ、お気に入りの良いものを使いたい。毎日使うなら、5000円でも高くないなと思います。でも、値段で選ぶことはないから、100円ショップで買うこともあります。

『88歳ひとり暮らしの 元気をつくる台所』(多良美智子:著/すばる舎)