応援者を得るためのたった一つの方法とは?

「紅い花」から引き抜かれた名門クラブ「クラブ宮田」でナンバーワンになったのは19歳の時。22歳で「修」という店の雇われママになり、上京してからの5年間で貯めたお金をはたいてオーナーママとして「クラブ由美」をオープンしたのは23歳の時だった。

「クラブ由美」をオープンした頃。ご両親と

 

当初、「クラブ由美」は銀座6丁目のわずか13坪という小さな店で、幸いなことに連日お客様でいっぱい。地下にあった店に続く階段に並んで待っていただくほどの盛況ぶりでした。そこで店を大きくしたいと考え、2年半後に現在の銀座6丁目の丸喜ビルへ移ります。この時に半ば勘当状態ではあるものの背に腹は代えられないと父に頭を下げてお金を借りることにしました。門前払いも覚悟していましたが、父は「どうせやるなら突き抜けろ」と言って当時のお金で5000万円ほどを用立ててくれたのです。

父に限らず、私はたくさんの方に応援していただきながら夢を叶えてきました。応援者を得るためのコツは一つだけ。それは目標に向かって一心不乱に邁進することです。真摯な心で頑張っていれば必ず見てくれている人がいて、よい情報を教えてくださったり、困った時に手を差し伸べてくださったりします。私自身、そうした「人の優しさ」に触れ、どれほど救われてきたかしれません。