【3】カカオ70%以上のチョコレートで抗酸化作用を高める
コレステロールの酸化を防ぐため、抗酸化作用の高い食材を積極的に摂りたいものです。
「チョコレートの原料、カカオに含まれるカカオポリフェノールは抗酸化作用が高く、食物繊維も豊富。カカオ分70%以上の高カカオチョコレートは、通常のチョコより糖質が少ないのもポイント」(栗原先生)
【4】「コールドドリンク症候群」に注意
栗原先生が名付けた「コールドドリンク症候群」とは、冷たい飲み物の摂りすぎによる血液ドロドロ状態のこと。
「冷たい飲み物は、血管を冷やし、血液中のコレステロールや中性脂肪が固まりやすくなる。血流の悪化は動脈硬化のもとです。お腹が冷えると代謝が悪くなり、中性脂肪も燃焼しにくくなります」(栗原先生)
【5】有酸素運動と筋トレを
ウォーキングなどの有酸素運動はHDLコレステロールを増やす効果があります。
「ただし、有酸素運動だけで中性脂肪を減らすのは難しいので、筋トレも日課にしましょう。筋肉がつけば、脂肪の燃焼効果も高まります。おすすめはスロースクワット。からだの中で最大の筋肉である太ももの大腿四頭筋を増やすと、効率よく脂肪が燃焼できます」(栗原先生)
【スロースクワットの方法】
《エコー検査で動脈硬化の進行度をチェック》
コレステロール値や中性脂肪値が高い人は、頸動脈のエコー検査を受けてみませんか。動脈硬化の進行度などがわかります。脂質異常症や糖尿病など生活習慣病と診断された場合、保険適用で受けられるので医師に相談を