健康本は、娯楽本として読む
そんな雑読のなかで、これはちょっとどうかなあ、と感じることがある。早寝早起きと、3食きちんと食べなさいと命令口調で説く本だ。
人にはそれぞれの体質というものがある。1日1食で健康な人もいれば、絶えず間食をしながら長生きする人もいる。一律に押しつけるような言い方は、はたしてどうだろうか。
だから娯楽本として健康本を読むのだ。そんななかにも、ときどきなるほど、とうなずかせられるようなヒントがあって、そこが興味ぶかいのである。
ある本では右へいけ、という。べつの本では左が大事とすすめる。どちらもそれなりの理屈があって判断に困る。