苦しみを捨てるために、なにをすればいいのか

誰だって苦しむのは嫌ですし、悩みを抱えて生きていたくないでしょう。

でも、私たちの苦しみを生んでいるのは、会社の上司でもなければ、家族でも恋人でも友人でもありません。あなた自身の心の中にある妄想がその原因になっています。

まずは、自分自身の心の中を徹底的に見つめることです(写真提供:Photo AC)

では、苦しみを捨てるために、具体的になにをすればいいのか?

まずは、自分自身の心の中を徹底的に見つめることです。

苦しみの原因を自分の外にばかり求めていたら「なぜ起きるのか?」「どうやって起きるのか?」といったことがまったく見えてこないからです。

これまでにもお伝えしてきたとおり、苦しみを生み出す原因は、自分の外側ではなく内側に存在します。

苦しみを捨てるためには自分の内側=心と正面から向き合わなければなりませんが、そこには妄想や思い込み、貪瞋痴など、それを邪魔するさまざまな「壁」が立ちはだかります。

その「自分のなかにある壁」を超えることができれば、抱えている悩みや苦しみを手放し、もっとおだやかな気持ちで生きることができるようになるのです。