譲れない条件を明確に

さて、別れると決めたら次はお金の算段です。万一、愛人がいて慰謝料を請求するとしても、それにこだわりすぎず、「誠意は見せていただきたい」と夫に伝えるほうがスマートです。慰謝料よりも主張すべきは、合法的に財産分与をしてもらうこと。長年夫婦でいたのなら、それなりの財産をもらう権利はあります。そして離婚を言い出したのは夫であり、これまでの生活費を夫が担っていたのなら、「私がこれから暮らしていけるようにきちんとしてもらえるなら離婚します」と希望を言いましょう。とくに年齢を重ねてからのひとり暮らしとあっては、賃貸住宅を借りるのもなかなか大変。持ち家に住んでいるなら、「あなたが出て行って、家は私に残してください」など、譲れない条件を明確に示すことが大事です。

かつて私が個人カウンセリングを行っていた頃、たくさんの女性たちから「離婚したくても経済的な理由でできない」という言葉を聞きました。結婚生活に問題がなくても、夫が突然亡くなる場合だってあります。いつでも、どんな状況でも、自立して生きていけるように準備をしておくべきなのです。最初に述べたように、「うちは大丈夫」と思っている方だって例外ではありません。今ラブラブな夫婦も、いつ何があるかわからない。その時になって「寝耳に水」とか、「なんの準備もない」などと慌てないよう、今回のお話を心に刻んでおいてください。

幸せな人生を送れるかどうかは、すべて自分の責任です。「あなたなしでは生きていけない」なんて依存心のかたまりは不幸ぐせ。今からでも遅くはありません。へそくりのひとつでも始めて、万一に備えましょう。

 

前回「江原啓之「確執ある親の介護、きょうだいから分担を頼まれたら?世間にどう言われようと気持ちには正直に、持続可能な金銭支援を」はこちら


お祓い箱 浄』 2022年11月30日発売 

「お祓い」習慣で新しい一年を心丈夫に!

国内外に不安要素が多く、気が抜けない日々が続く昨今、
大好評の「お祓い箱」には自身を護り、
安心して暮らすための必需品が詰まっています。

今回の特典は、江原啓之プロデュースの特製しきみ線香。
天然のしきみを原料にした香り高い一品で、
その香りとともに穢れを祓い、周囲を浄め、除霊効果も。
『お祓い箱 浄』ならではの貴重なお祓いアイテムです。

お祓い塩は、戸田(静岡県沼津市)の美しい海水を利用した特級品。
浄化のエナジーに満ち、様々なシチュエーションで使用できます。

ベーシックアイテムとして厳選された品々は、
「お祓い」習慣に欠かせないもの。
最強の安心を引き寄せるベストセレクションです。
・御神霊の力を宿した「御幣」
・穢れを祓うための神具「竹幣」
・守護のパワーを携帯できる「錦守」
・音自体がお祓いになる「鈴」
・身代わりに穢れを祓う「人形」や「ペット型」「車型」
(使用方法は、冊子にて詳しく紹介しています)

あなたも気軽にできる「お祓い」習慣で、
新しい一年を心丈夫に過ごしましょう。