最近、紫苑さんの知り合いの男性が倒れたそう。その意外な原因とは――(写真提供:著者)
母子家庭で、二人の子どもを育てながらフリーランスで仕事をしてきた72歳のひとりシニア・紫苑さん。そのため年金の額は月に5万円ですが、お金を遣わなくても安心して暮らすための工夫の数々をブログに記すと話題となり、楽しい毎日の様子は新聞やテレビなどでも紹介されるようになりました。その紫苑さんの節約術を日々の暮らしとともに紹介していくのが当連載。第18回のテーマは「高齢者が節約する際に必ず意識してほしいこと」です。

節約本を読んで気付いた

このところ物価高はとどまるところを知らず、その対抗策として、やむなくより一層の「節約」を意識する人が増えた印象があります。

長く節約を実行してきた私としては奨励したいところですが、反面、高齢者の間で「低栄養」「栄養失調」の方が増えているとも聞き、驚く一方で、もしかすると節約も遠因になっているのかも、などと感じていました

というのも、私はもともと月額「5万円」という年金内で生活を回すべく、コロナ禍で節約生活を始めたわけですが、始めるにあたっては、いわゆる「節約本」を何冊か手に取りました。

その時に驚いたのは、どの本も食費を減らすための工夫が数々紹介されていたものの、栄養面でどんな変化を与えるのか、まで検討をしたものがほとんどなかったということ。

節約で生じる家計の変化は考慮しても、食生活が変化することで健康にどんな影響をおよぼすのか、までは著者も出版社も考えが及ばなかった、ということなのでしょうか。