グッドサイクルを辿って

しかし節約生活を始める前、かくいう我が家でも、「イワシ」はあまり日頃食卓に並ぶことのない食材のひとつだったように思います

それは味などと関係なく、下処理が面倒だったり、「安すぎる魚」といった印象もあってむしろ手に取りにくかった、ということが原因だった気がします。

しかし今や、処理済でスーパーに並んでいるものがあれば、「即買い」する食材の筆頭になりました。

イワシを使ったお手製のオイルサーディンと梅煮(写真:著者)

もちろん、日ごろの食事はイワシだけ食べていればOKというわけではありません。「魚を食べたら、良質のたんぱく質も意識して摂る」といった意識や気づきこそが明日の健康を保つコツになります。

たんぱく質なら、卵やツナ缶やチーズ、今の時期なら枝豆などでしょうか。基礎的な栄養素だけ理解しておくだけでも、日々の食生活はかなり変わってきます。そして何より、体調がよくなります。

旬の魚や野菜は、レトルトやインスタント食品を買うよりも割安、それでいて栄養的な価値も調整しやすい。そんな感じで、安さと健康への意識が芽生える、というグッドサイクルを辿るようにしています。