パステルカラーを大人っぽく

以前は、はっきりしたカラーがメインでしたが、最近は、パステルカラーにも挑戦しています。

パステルカラーは、髪の色が黒かったころはあまりピンときませんでしたが、70代以降、白髪をグレーに染めるようになってから、レパートリーに加えました。「call」で働き始め、「ミナ ペルホネン」の服に出合ったことも、パステルカラーを着るようになったきっかけの一つです。

「ミナ ペルホネン」というブランドの根幹は、自然界にあるモチーフを活かしたオリジナルのテキスタイルにあります。ナチュラルでやさしい色みが特徴です。

それまでの私は、パステルカラーに「子どもっぽい」というイメージをもっていました。でも、「ミナ」のテキスタイルは、パステルカラーでも決して子どもっぽくはなく、大人のかわいらしさがあります。これはいいな、と思ったのです。

お店のインスタグラムに載せるために、「ミナ」の服を着て写真を撮る機会があるのですが、パステルカラーの服が意外に似合うことに気づきました。そこから、いろいろチャレンジし、カラーものの洋服が増えていきました。

歳を重ねて、おしゃれの幅が広がるのは楽しいですね。

パープルのセーターは、「ブルネロ クチネリ」で最近買ったお気に入り。『クローゼットには似合うもの、いいもの、大好きな服だけ』(著:小畑滋子/大和書房)より

※本稿は、『クローゼットには似合うもの、いいもの、大好きな服だけ』(著:小畑滋子/大和書房)の一部を再編集したものです。


クローゼットには似合うもの、いいもの、大好きな服だけ』(著:小畑滋子/大和書房)

Over60の、おしゃれの楽しみ方
ミナ ペルホネンのショップ「call」スタッフ小畑さんの、Over60のおしゃれ。
「いいもの」「好きなもの」を厳選して、大人の自由な装いを大いに楽しむ。
日々の洋服選びや着こなし、手入れ。
デニム、シャツ、ジャケットー着心地がよく、体のラインにフィットするよう丁寧にパターンが引かれている。
そんなシンプルで作りのいいものを着たい。歳を重ねても、気負わない前向きなおしゃれのヒントを紹介します。