「気」は、あらゆる面で大切
「気楽」とは、辞書に「心配や苦労がなく、のんびりしているさま」という意味が書かれていますが、私はもっと広い意味で「気を楽にもつこと」を意識しています。
「気」は、あらゆる面で大切。周りの気を循環させて滞(とどこお)らせないことが、スムーズな流れにつながります。
私は性格的に手抜きができない性分なので、仕事が関係してくると気楽に徹しきれないのが最大のネック。そのため、メリハリをつけるようにしました。
「ここはがんばりどころ」と思ったことは精魂を傾けますが、「そんなに自分のエネルギーを使う必要はないな」と判断したものは力を緩めて、すべてに全力投球することはやめたのです。
年を重ね、いまの自分にとって何が大切で、何をカットすべきか、見極める力がついたということなのでしょう。