IKKOさん「以前はこれが大事だと思っていたことが変わってくるのは当たり前」(写真提供:株式会社GLAD)
誰しも自分の未熟さに嫌気がさしたり、周りと比べて落ち込むことはありますよね。いまいる環境がつらいと感じ、逃げ出したくなることも。「たとえいまつらい思いをしていたとしても、すべての経験に無駄なことは一つもない」と語るのは、ヘアメイクから美容家、タレントとして活動するIKKOさん。IKKOさんは「人の『大切なもの』は変化する」と言います。

疑問を感じたときが「変わりどき」

これまでの日常が一変したコロナ禍(か)を機に、自分の生き方を見つめ直したという方も多いことでしょう。

私も、最初の緊急事態宣言が出て活動のすべてがストップしたとき、一人でいる時間を余儀なくされたこともあり、これまで以上に自分自身の心と向き合うことになりました。

その後、コロナに感染して、自宅でしばらく療養生活を送ったときは、自分にとって何が大切で、何が本当の幸せかということをじっくり考えました。

人の価値観というものは、年齢とともに変化します。そのとき置かれた環境や時代によって、以前は「これが大事」だと思っていたことが変わってくるのは当たり前です。

例えば、家族の介護が始まると、それまで重視してきた仕事や趣味は、二の次になってしまいますよね。また、昔は好きで集めてきたものが気づけば無用の長物になっていて、「もういらないかな」となったりします。

仲良くしてきた友人関係においても、「最近は、どうも話が合わなくなったな」と感じたりすることだってあるでしょう。人の「大切なもの」は変化するものなのです。

いまは違うなと思ったときが、変わりどき。いま、自分が本当に大切にしたいものを考えていくと、生き方がだんだん絞られてきます。