妖艶なムーラン・ルージュの世界
そして、待ちに待った観劇の日。
チケットを握り締め、いざ帝国劇場へ。
ロビーからすでに異次元!
何だこの世界は!
劇場に一歩足を踏み入れた瞬間から、豪華絢爛で妖艶なムーラン・ルージュの世界に誘われます。
ハート形のステージ、赤いカーテン、シャンデリア、下手にはムーラン・ルージュの象徴の赤い風車、上手には巨大な青いゾウのオブジェ。
真っ赤な世界がナイトクラブの雰囲気を漂わせ、気分が一気に急上昇するのがわかります。
そして、私の席は人生初の1列目でした。
ニコール・キッドマンが好きすぎる私の今回のお目当ては、ニコール・キッドマンが演じていたサティーン役の望海風斗さんです。
男役だった彼女が、ムーラン・ルージュの花形スターをどう演じるのか、楽しみでした。
私は望海風斗さんをほとんど知りません。
私が知っていることといえば、雪組のトップスターだったことと、歌が素晴らしく上手いということと、
だいもんさんというらしい、ということぐらいです。
かけ出しの宝塚ファンくらいの情報量です。