フランスで「KAROSHI」はありえない
2018年のテレビニュースで、「はたしてフランスは他のヨーロッパ諸国より休みが多いのか」と、他国と休みの日数を比べていたことがあります。
国の祝祭日の数の比較で、フランスより休日が多かったのはギリシャ、イタリア、スペインの3か国。少ないのはドイツとイギリスでした。
ちなみに労働時間でいうと、フランスは週35時間ですから、圧倒的に他国を引き離して少なかったのは言うまでもありません。最後にキャスターが、「それだけ労働効率が高い」と自己肯定的に評していたのには笑いました。
実際、フランスは労働効率が高く、日本は低いとなにかで読んだことがあります。勤勉は大切ですが、適度に休むことも決して悪くないと、フランスに暮らして思うようになりました。
フランスで日本の「KAROSHI」(日本語のままです)が驚きを持ってニュースになったことがありますが、ここでそういう事態が起きないのは確かです。
※本稿は、『フランス・ブルターニュで見つけたお金をかけない豊かな暮らし』(大和書房 )の一部を再編集したものです。
『フランス・ブルターニュで見つけたお金をかけない豊かな暮らし』(著:シャルバーグ八千代/大和書房)
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