「もっと働いてもっと稼ごう」と政府が奨励するも

フランスは建前として政教分離です。そのため、キリスト教関連の祝日があるのはおかしいと叫ばれたことがあります。サルコジ大統領の時代でした。

週35時間労働に対しても、もっと働いてもっと稼ごうと政府が奨励し、キリスト教関連の祝日も働こうとなりました。

それを受けて、スーパーマーケットによっては、こうした休みに午前中だけ店を開けるところも出てきました。

ところが、いつの間にかそんな気運は消えてしまい、定着することはありませんでした。むしろ、イスラム教の休日も国の休みにすればという意見まで出る始末。結局何も変わっていません。

家の畑でとれた収穫物(写真:『フランス・ブルターニュで見つけたお金をかけない豊かな暮らし』より)