人生100年時代、現役世代を駆け抜けた後はどのように過ごせばいいのでしょうか。精神科医の保坂隆先生いわく、人生後期は無理をせず「ほどほど」をキーワードに過ごすことが大切とのこと。『精神科医が教える 人生を楽しむ ほどほど老後術』より、日常生活を元気で楽しく暮らすための知識をご紹介します。
どんな仕事でも楽しめることがある
地域の公共施設に行くと、駐輪場で自転車の整理をしている人を見かけますね。
自転車整理は自治体のシルバー人材センターなどが引き受けているようで、ボランティアではなく、多少の時給も支払われているとか。
ときによって違う人を見かけるのですが、話をせず、黙々と仕事をしている人もいますし、「今日は寒いね」などと利用者に話しかけて、楽しそうに働いている人もいます。
仕事を始めた動機はそれぞれで、小遣い稼ぎのためという人もいるでしょうし、家でぼんやりしているよりいいからという人もいるでしょう。