他力本願は、副交感神経的生き方

交感神経優位は「がんばる」神経全開、つまり「自力」の生き方です。

いま、僕たちはストレスの多い社会のなかで「自力」を強要されています。確かに自力は大事ですが、それが強すぎると力の抜き方がわからなくなってしまう。

交感神経優位は「がんばる」神経全開、つまり「自力」の生き方です(写真:本社写真部)

その一方で、できない人、失敗をする人を軽蔑して“自分が、自分が”の意識が強まる。その結果、交感神経が過緊張になって、脳卒中や心筋梗塞、がんを引き起こしやすくするのです。

生き方上手の人は、「他力」を信じています。「肩の力を抜く」生き方、つまり副交感神経優位の生き方です。

がんばるけれど、ときどき力を抜く。“大いなるもの”にゆったりと身をまかせれば神経の緊張が解け、生きやすくなります。これがカマタ流の「他力本願」。