「なんとかなるさ」と思って生きていく

「他力を頼む」とは「人の力をあてにする」のではなく「拠り所にする」ことです。

「がんばらない」をモットーに生きてきた僕は、手抜きとかズボラということにこだわっています。そのうえ最近では他力本願を勝手に解釈して、寄りかかり名人になっています。

もう75歳。大いなる力を信じて、「なんとかなるさ」と思って生きていくことにしています。

◆心を軽くする「がんばらないレッスン」
*何でも自分で解決すると思わなくていい。手助けがあれば、手助けに身をゆだねる。
*時が解決してくれそうならば、時が経つのを待つ。
*自分の限界を忘れない! ゆっくり、自分の限界を広げればいい。

※本稿は、『ちょうどいいわがまま』(かんき出版)の一部を再編集したものです。


ちょうどいいわがまま』(著:鎌田實/かんき出版)

「ちょうどいいわがまま」という生き方が、いまの時代の日本人に必要です。

こんな閉塞した時代にこそ「わがまま」が大事になるのです。
「もっととんがれ!」のすすめです。
「とんがれる人は、もっと、とんがっていい」と僕は思っています。
腹を据えて、チャレンジする姿勢しか、この国を元気にする方策はありません。

適度なわがままの幅を広げながら、一度きりの人生、欲望を解放させてみませんか。