岩瀬先生「お湯の温度は、40度以下のぬるめがよいでしょう」(写真提供:Photo AC)
厚生労働省の調査によると、2025年には65歳以上の5人に1人が認知症を発症し、その数は約730万人に及ぶと推計されているようです。精神科医で認知症サポート医としても活躍している岩瀬利郎先生は、そのような「認知症」の発症を高める悪い習慣があると指摘しています。岩瀬先生は「お湯の温度は、40度以下のぬるめがよいでしょう」と言っていて――。

就寝前の入浴がおすすめ

認知症予防のひとつとして、深い睡眠をとることが挙げられます。

そもそも、深い睡眠をとるには、自律神経のバランスを整えることが重要です。

自律神経は、交感神経と副交感神経に分かれており、交換神経は体を動かすとき、副交感神経は体を休めるときに働きます。

つまり、交換神経が高いままだと人は眠ることができません。反対に、副交感神経を高めれば眠りにつくことができます。そこでおすすめなのが、就寝前の入浴です。