体内時計の乱れを正そう

しかし、体内時計は加齢とともに狂いやすくなります。高齢になると体内時計の周期が短くなり、実際の時間帯に比べて体内時計が少し前倒しで進むようになるのです。

そのため、夕方になると眠くなり、朝4時ごろに目が覚める「早朝覚醒」に悩む高齢者が多く見られます。

体内時計は睡眠だけでなく、血圧の上昇や体温、注意力、反応時間、腸の働きなど、さまざまな器官に影響を及ぼすので、正しいリズムに戻すようにしましょう。

夕方に眠くなってしまう人は、夕方に散歩するなどして太陽の光を浴びると、体内時計の針を遅らせることができます。

※本稿は、『認知症になる48の悪い習慣 - ぼけずに楽しく長生きする方法 -』(ワニブックス)の一部を再編集したものです。

【関連記事】
重度難聴者の認知症発症リスクはそうでない人の約5倍に!医師「難聴のリスクを下げるため、イヤホンの使い方には注意して」
認知症サポート医 認知症予防につながる<寝る前のちょっとした習慣>とは?「入浴」と「寝具選び」で睡眠の質を上げよう
90歳ひとり暮らし、都営住宅で生活費月10万のシンプルな生活とは?BTSの音楽を聞き、夜は晩酌【2023年上半期BEST10】

認知症になる48の悪い習慣 - ぼけずに楽しく長生きする方法 -』(著:岩瀬利郎/ワニブックス)

この本に書いてあることは今すぐ全部やめましょう!!

誰もがなりたくない認知症。
本書は、「認知症を招く可能性が高い習慣」を挙げ、それぞれの対処法を紹介します。