101歳の長寿を全うした生活評論家、吉沢久子さんが日々の生活のなかで見つけた「幸せに生きる方法」「暮らしのアイデア」「簡単に作れるおいしい料理」は今の時代を生きる上でもヒントがいっぱい。エッセイ集『100歳の100の知恵』(中央公論新社)から吉沢さんの極意を1つずつ紹介します。

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『高齢になっても身だしなみを整える』

姑の毎日の身だしなみを見ていました。朝起きるときちっと着替えをし、洗顔後はフランス製の化粧品でうっすらお化粧をし、ブラッシングを100回欠かしませんでした。

おしゃれと身だしなみは、ニュアンスが少々違います。姑の習慣を見て、私も見習わなければと思ったものです。
 

年を重ねれば重ねるほど、身だしなみは重要(写真提供:photo AC)

 

おしゃれは、主にお出かけのときにどういう恰好をするか。身だしなみは、日常生活のなかできちっとする、ということだと思います。

起きたら着替えるというのも、最低限の身だしなみ。着替えると生活にけじめがつき、「さぁ、今日も一日が始まる」と、それなりに心構えがつくからです。

高齢になると万事しんどくなるので、身だしなみにかまわなくなり、生活がずるずるしがちです。だからといってだらしなく過ごしていると、気持ちも後ろ向きになり、なんとなく鬱々してきます。

いつも前向きな気持ちでいるために、年を重ねれば重ねるほど、身だしなみは重要だと思います。

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