さばの味噌煮の作り方

(1)さばは皮目に飾り包丁を入れる。

(2)こんにゃくは端から8mm厚さに切り、上下1cmを残して中央に切り込みを入れる。一方の端を中央の穴の中に入れて引っ張り、ねじれた形を作る。沸騰した湯でさっとゆでる。

手綱のようなねじれた形にすることから「手綱 こんにゃく」といわれています。味がしっかり としみ込み、食べたときの食感もよくなります(写真:『かぞくをつなぐ より子さんのレシピ帖』より 撮影/大沼ショージ)
かたいごぼうは、やわらかくゆでてから「たたきごぼう」にすると、断面からよく味がしみ込みます。割れ目ができたら手で簡単に裂けます(写真:『かぞくをつなぐ より子さんのレシピ帖』より 撮影/大沼ショージ)

(3)ごぼうは鍋に入る長さに切り、沸騰した湯でやわらかくなるまで2~3分ゆでる。4cm長さに切り、麺棒などでたたいて縦半分または4等分に裂く。

(4)底の広い浅鍋にAを入れて強火で煮立て、さばの皮を上にして並べ入れる。再び煮立ったら中火にし、煮汁をさばの上からかけ、落とし蓋をして5~6分煮る。

(5)(4)の煮汁を容器に少し取り分け、味噌を溶き入れ、弱火にして時々煮汁を回しかけながら5分ほど煮る。

(6)さばを器に盛り、残った煮汁にこんにゃく、ごぼうを入れて2〜3分煮て、器に盛り合わせる。

 

※本稿は、『かぞくをつなぐ より子さんのレシピ帖』(家の光協会)の一部を再編集したものです。


かぞくをつなぐ より子さんのレシピ帖』(著:坂井より子/家の光協会)

専業主婦歴50年の著者が、家族のために毎日作ってきたレシピを初公開。

なんでも手作りしていた時代の昔懐かしい料理の数々は、今見ると新鮮で新しい発見がある。メディアで人気の著者が次の世代に伝えたい家庭料理と台所仕事のことを一冊にまとめました。