養生

寒さと乾燥で身体が負担を受けやすいこの時期の養生キーワードは「守り」―。立冬を過ぎたら、“夜は早く寝て、朝はゆっくり起きる”ことを心がけてみましょう

そして、朝、目が覚めたら、まずは布団の中で、大きく背伸びをしてください。「起きたくない」と感じたら、まずは、縮こまったこころと身体を、しっかり伸ばしてあげましょう!

また、日照時間が減っていくこの時期、「陽気」が減って、心身のバランスを崩している人に試してほしい養生のひとつが、できるだけ日の光を浴びること。

よく「陽気な人」「陰気な人」などと言いますが、太陽の「陽気」をしっかりと浴びることで、「陰気」を「陽気」にチェンジしましょう。

そして、夜には、できるだけお風呂に入りましょう。このとき、とくに下半身を意識して温まるようにしてください。ただボーッとお湯に浸かるのもいいですが、浸かりながら足の指を丁寧に洗ったり、足裏のツボ「湧泉(ゆうせん)(下図)」をマッサージしたりと、末端の血流を促(うなが)すよう意識するとなお良し。

足裏のツボ「湧泉(ゆうせん)」<『二十四節気の暦使い暮らし - かんぽう歳時記』より>

忙しくて毎日お風呂を沸かせない人や、湯船に浸かるのが苦手な人は、浴槽に栓をしたままシャワーを浴びるのもおすすめ。身体を洗っている間にお湯が溜まり、自然と“足湯”をすることができます。